はじめに
「聞き上手になるにはどうしたら良いのか」「コミュニケーション力を高めたい」と悩んでいる人も多くいるのではないでしょうか。
聞き上手になるためには、コツを覚えて会話の中で、実践していくことが重要になります。
この記事では、聞き上手になるためのコツややってはいけないことを解説していきます。
自然と会話を楽しむことができるようになるので、会話がうまくできないと悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
聞き上手とは
聞き上手とは「相手が話しやすい雰囲気をつくることができる人」のことだと思います。相手の話に耳を傾け、理解しようとする行為である傾聴力と似ている部分があります。
「相手にとって話しやすい存在」が聞き上手な人です。
「話すつもりが無かったけれど思わず話してしまった」「〇〇さんと話すのが楽しい」と思ってもらえるのであれば、聞き上手な人かもしれません。
聞き上手になるには
聞き上手になるためには、さまざまな方法やコツを意識して話を聞く必要があります。「相手が気持ちよく話すためには何をするのがよいのか」という視点を持ちながら会話をする必要があるのです。
はじめは、自分の中でコツを意識しながら話を聞くのは難しく感じるかもしれません。しかし、実践を繰り返していくうちに意識せずともできるようになります。まずはチャレンジをしてみることが重要です。
聞き上手になるための4つのコツ
聞き上手になるためには、4つのコツを意識する必要があります。
・話に合わせて相槌をうつ
・表情を気にかける
・オウム返しで共感する
・話題の深ぼりのために質問する
詳しく見ていきましょう。
話に合わせて相槌をうつ
相手の会話に合わせて相槌をうつことで、自分の話を聞いてくれていると安心感を与えることができます。人は相槌がないと、自分の話をしっかりと聞いてくれているのか把握できないからです。
安心感を与えることができると、相手は普段話さないようなことでも思わず話したくなってしまうものです。会話の間に「うんうん」「なるほど」などの言葉を挟みながら、たった少しうなずくだけで相手は止まらずに話しかけてくれるでしょう。また話がしたいなと思ってもらえます。
表情を気にかける
話を聞いている際は表情に気にかけ、話題に合わせて変えることが大切です。相手は表情を確認しながら、話を聞いているか判断するからです。
面白い話題を話している時に、聞いている相手が無表情だった場合、不安に思ってしまいます。面白い話の場合は、にっこりとした顔で話を聞く必要があります。また、悲しい話題であれば、神妙な表情で話を聞くなど、話題に合わせて表情を変えることが、聞き上手になるためのコツの1つだといえるでしょう。
話を聞いている際には、自分から言葉を発することがないので、表情で思いを伝えるつもりでいましょう。少し大袈裟でも良いので試してみると相手の反応が大きく変わるかもしれません。
オウム返しと共感の言葉をかける
会話の内容に関して共感することが大切です。話している内容を理解してもらえたと話す側が解釈できるからです。
コツとしては、相手が話していた内容をオウム返しのように繰り返し、共感の言葉を付け加えることです。例えば「〇〇がつらかったんだよ」と相手が会話の中で言った場合であれば「〇〇がつらかったんだね、大変だったね」と相手が言った内容を繰り返して共感することで、話を理解してもらえたと満足度を得てもらえるでしょう。
話題の深掘りのために質問する
会話の内容に対して質問をしていくことで、より内容の深い話の魅力を引き出していくことが大切です。人は質問されると興味をもたれていると思い、話がしやすくなるからです。
コツとしては、会話の始めは「はい」か「いいえ」で答えることのできる内容の質問を投げかけることが重要です。相手への負担がかからないように配慮しましょう。また、話題の内容を深掘りしたい場合は「なぜ〇〇と思ったのですか?」「なぜ〇〇なんですか?」と「なぜ」を基準に質問を考えるとより深い内容の話を聞くことができるはずです。
聞き上手がやらない3つのこと
次に聞き上手な人が決してやることのない3つのことを紹介します。
・話を否定しない
・自分で要約しない
・話を奪わない
詳しくみていきましょう。
話を否定しない
相手の話を否定することはしません。せっかく会話をするのに返ってくる言葉が「でもさ」「それは違うよ」といったネガティブな否定の言葉だと、会話を続けたいという気持ちが薄れてしまいます。
たとえ相手が間違っていることを言っている場合でも、まずは受け止めて理解してから、自分の意見を述べる必要があります。間違っても否定から入ってしまう人は、コミュニケーションを取るのが難しくなってしまいます。
また、年齢が上がるにつれて否定する癖が改善されないと、少し会話をしただけでコミュニケーションが取れない人だというレッテルがはられてしまいます。否定の言葉をださないように注意する必要があるでしょう。
自分で要約しない
相手の話を勝手に解釈して要約をしません。まったく検討違いの解釈をしてしまう可能性があるからです。「つまり〇〇ってことでしょ」と要約してしまうと、相手が話している内容と違う解釈だったり、話そうとしていたことを自ら止めてしまったりする場合があります。
これでは、話をしているのに意味を正しく受け取ってくれないと判断してしまいます。相手が話していた内容をオウム返しのように繰り返すことはコミュニケーションにおいて効果的ですが、見当違いの解釈を発言してしまうと逆効果になってしまいます。
話を奪わない
聞き上手である人は、相手の会話を奪うようなことをしません。気持ちよく話をしているところで主導権を取られてしまうことは、気分が良くないからです。
会話の際に、話している話題と違う話題で話したいことが浮かぶことは多々あります。しかし、相手の話し終わりを待たずに「というかさ」と話題を変えてしまうことは、相手にとっては気持ちの良いものではありません。話したい話題がある場合でも相手の話が一段落するまで待ちましょう。
聞き上手な人はコミュニケーション力が高い人
上記で説明した聞き上手な人は、コミュニケーション力が高い人です。なぜなら、コミュニケーションは相手の話を聞くことから始まるからです。
自分の話を聞いてもらうためには、まずは自分が相手にしてほしい行為をする必要があります。相手の話を聞いたことで初めて、相手が自分の話をじっくりと聞いてくれるようになります。
コミュニケーションを取るためには自分自身を知ってもらうことが必要不可欠ですが、まずは相手の話を傾聴することが、お互いの距離感を測る良い材料になります。
まずは相手の話を聞く力を強め、聞き上手になることで、コミュニケーション力の向上を図りましょう。
聞き上手を目指すために通えるオンラインスクール
聞き上手になるためには、コツを学び、実践することが大切だと述べました。ドクターコミュニケーションでは、コミュニケーションで悩む人のためにレッスンを行っています。
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聞き上手になるためには、意識的に実践を繰り返していく必要があります。1人で改善できるのか不安に思う方にも丁寧にサポートします。
意識して聞き上手になるためのコツを実践できるので「聞き上手になりたい」「コミュニケーション力を高めたい」と考えている人は、検討してみましょう。
まとめ
この記事では、聞き上手になるためのコツや方法を説明しました。
聞き上手になるためには、上記で解説したコツを会話内で実践していくことが重要です。
コミュニケーションを高めることで、楽しい友好関係が作れるようになります。
自分自身を変えたいと考えている人は、一歩踏み出して試してみてください。
なお、ドクターコミュニケーションでは「最良の自己投資」として、聞き上手になるための実践的コミュニケーショントレーニングの場をご用意しています。
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